キーワードは「自分のことは自分でする。」
子どもたちはは最初、必ず戸惑います。
自分で身の回りのことをした経験がないので、何をどうやってよいかがわからないのです。
自分の洗濯物を洗う、たたむ。
明日の学校の用意をする。
食事の準備、後片付けをする。
お風呂を沸かす、洗う。
どれだけ家族に自分の身の回りのことをしてもらっていたかを、子どもたちはここで初めて気づくことができます。そして、それは時間を経て感謝に変わります。
最初の休みでそれぞれの自宅に帰ったとき、「お手伝いを率先してやり始めた」という声をよく聞くのは、この「自分のことは自分でする」生活のおかげだと思っています。
週末の活動
ひまわり子どもの家では、口に入る食べ物はできる限り自然農法の野菜を使っています。
週末は畑へ行き、自分たちで食べる野菜の雑草を抜き、畑を耕します。農薬を使っていないので、雑草抜きははっきり言って大変な作業です。
この活動は食育へも通じ、また子どもたちは徐々に食べ物に感謝するようになっていきます。
子どもたちにとってこの島でしか経験できない行事、イベント、共同作業は一生の思い出になるはずです。
学校・子どもの家に馴染む / 畑仕事 / おやつ作り(よもぎ団子) / 川遊び
海・山・畑を体験し、海・山の幸、畑つものを楽しむ / 田んぼの草取り
川遊び・砂遊び / 畑の草取り・虫取り(安納芋)
水泳記録会 / 海遊びとバーベキュー / 畑の草取り・虫取り(安納芋) / 海水浴
帰省 / 畑の草取り・虫取り(安納芋) / 海遊び(シュノーケル) / 川遊び / いかだ作り / 米の収穫
敬老会に参加 / 十五夜(つなひき大会) / 運動会
町民大運動会に参加 / 5・6年生記録会 / 野菜作り / 秋祭り(希望者参加)
ふるさと祭りに参加 / すもう大会(男子参加)
持久走 / クリスマスパーティ / 安納芋収穫
駅伝大会(希望者参加) / 安納芋収穫
サトウキビ畑の手伝い / 屋久島山登り(希望者参加)
卒業式・修了式 / 田植え
種子島の人口は約3万5千人。
1年を通して温暖な気候で、夏は猛暑になることが少なく、風が吹いているため暑くても過ごしやすい島です。種子島の自然には草原、木林、マングローブ林など都会では学ぶことのできない大自然がたくさんあります。また、地形でも海食洞や風食洞や様々な化石を見ることもできます。
種子島の有名な施設には種子島宇宙センターがあります。総面積約970万平方メートルにもおよぶ日本最大のロケット発射場で、種子島東南端の海岸線に面しており、世界一美しいロケット発射場と言われています。
また、種子島の歴史には1543年ポルトガルより日本に鉄砲が伝来した火縄銃の歴史があります。
種子島の果物・野菜で有名なものは、安納芋(紅)、種子島紫芋、島バナナ、ポンカン、タンカン、パッションフルーツ、ニガダケ(苦竹)があります。
また、動物ではアカウミガメ、ノコギリガザミ、ハクセンシオマネキなど南国の生き物たちが多く生息しています。